胸にすとんと落ちた話
赤ちゃんの言葉は、母親の真似から覚えるのは誰でも知っています。
人間は無から有を作ることは出来ません、人類は模倣から文明を作ってきました。
日本人は模倣の上手な民族と言われてきました、しかしそこから独自なものに変えていくのも
上手です。漢字を例にとってみても、仮名や片仮名という独自なものを生み出しました。
ヨーロッパ諸国はお互いに真似をしながら文化文明を発展させてきました。しかし一つの国を
指して、あの国は模倣の国だとは言いません。切磋琢磨して発展してきたと言っています、
「ちょっと」と思いますよね!
アメリカなどはヨーロッパの文化文明のパクリにパクリで出来た国ではないでしょうか、あま
り声高には言えませんが!
人類史上の発明発見はみな下敷きが有ってなされています。ノーベル賞の受賞者の談話を聞い
ても必ずヒントになるものを持った前人がいることを示唆しています。
「人間は無から有を生むことが出来る生物ではない、模倣から始まり、類推、連想、帰納など
を使って新しいものを生んできた。」と藤原正彦氏の「模倣と独創」に書いてありました。
なるほどと胸にすとんと落ちました。